ニチガスの電気代は高い?セット割で比べたら、電気会社は変えないほうが得だった【4人家族】

スマホの電気料金と電卓を見比べて納得した表情の男の子のイラスト お金・副業

※本記事にはプロモーションを含みます

電気会社を乗り換えようと思って、1年分を計算した。

結果は、変えない。

乗り換え先のほうが安かったのは、1年で約800円。
でも電気だけ乗り換えると、ガスとのセット割(月300円)が消える。
差し引きすると、毎年約2,800円の損になる計算だった。

この記事では、4人家族の実際の請求額を使って比べた中身と、調べている途中で見つけた「知らない間に上がっていたもの」の話を書く。

きっかけは、燃料費調整額の「上限」の話

きっかけは、お金の勉強で読んだ電気代の話だった。

電気代には「燃料費調整額」という部分がある。
燃料の値段に合わせて、毎月上がったり下がったりする部分のことだ。

昔からの電力会社のプランには、この部分に「上限」がついているものがある。
燃料がどれだけ高くなっても、ある所で止まる仕組みだ。

じゃあ、うちの電気はどうなんだろう。

うちは電気もガスもニチガス。
プロパンガスを乗り換えたときに、電気もまとめてニチガスにした。
(プロパンガスの話はこちら → プロパンガスを乗り換えたら体感で3割減。違約金・工事・引き止めの電話まで)

調べたら、ニチガスの電気には上限がなかった。

一瞬「え、まずいのか?」と思った。

でも、さらに調べると、神奈川(東京電力のエリア)では、東京電力の上限そのものがかなり高く設定されている。
僕が調べた範囲では、ここ数年、実際に上限まで届いたことはなかった。

つまり、上限があってもなくても、今のところほとんど変わらない。

それなら、比べるべきは「上限」ではなく、「毎月いくら払っているか」だ。
そう思って、1年分を計算してみることにした。

うちの電気の使い方(4人家族)

まず、今の契約と使用量。

・電力会社:ニチガス「でガ割でんき1」
・契約:40A
・家族:4人

実際の請求はこうだった。

・1月分:598kWh/20,773円
・2月分:637kWh/19,269円
・8月分:377kWh/12,160円

ニチガスアプリの電気料金詳細 2026年1月分 598kWh 20,773円

冬は2万円を超える。
正直、1月の請求を見たときは「高いな」と思った。

ニチガスの料金の仕組み

ニチガスの料金表はこうなっている。

・基本料金(40A):1,247円
・最初の200kWhまで:定額6,720円
・200〜300kWh:1kWhあたり35.10円
・300kWhを超えた分:1kWhあたり38.70円

基本料金は東京電力と同じ金額。
違うのは「最初の200kWhまで定額」というところだ。

試しに8月分を料金表どおりに計算したら、請求額と1円単位でぴったり合った。
アプリの料金表は、ちゃんと信用していいらしい。

ニチガスアプリの電気料金詳細 2026年8月分 377kWh 12,160円

乗り換え先と比べた結果

比べた相手は、エネワンでんき(東京電力エリア)。
プランは2つあったので、両方で計算した。

条件はこう。

・1月・2月・8月は実際の使用量で計算
・残り9か月は推定
・燃料費調整額と再エネ賦課金は、どちらも同じと仮定して除外
・ポイントも含めた

結果。

・8月:ほぼ同じ(差は2円)
・1月:エネワンが338円安い
・2月:エネワンが426円安い

1年で見ると、

・エネワン「バリュー」:年786円だけエネワンが得
・エネワン「ダフル」:逆に年2,878円ニチガスが得

いちばん安くなるプランを選んでも、年800円ほど。
燃料費調整額の違いで、簡単にひっくり返る大きさだ。

電気だけ変えると、セット割が消える

ここで、もうひとつ確認したことがある。

ニチガスは電気とガスを両方契約していると、毎月300円の「でんき・ガスセット割」がつく。

最初、この300円が電気の明細にもガスの明細にも見当たらなかった。
「もしかして、割引されていない?」と少し焦った。

よく見たら、電気とガスを合わせた請求額から300円引かれていた。

・9月分:ガス6,319円+電気12,160円=18,479円
・セット割:−300円
・ご請求金額:18,179円

ニチガスアプリの9月分合計請求 18,179円 割引-300円

ニチガスのチャットで確認したら、電気だけ他社に変えると、このセット割がなくなる。
ガスの料金はそれ以外は変わらない、という答えだった。

つまり、電気を乗り換えたときの損得はこうなる。

・電気代の差:年+786円
・セット割が消える:年−3,600円
・合計:毎年 約−2,800円

乗り換えると、毎年2,800円ずつ損をする。

手間とコストを全部合わせて考えたら、迷わなかった。
変えない。

見直しで見つけたのは、電気ではなくガスの値上げだった

今回いちばん驚いたのは、電気ではなかった。

ガスの明細を並べたら、1㎥あたりの単価が上がっていた。

・冬(1月・2月分):10㎥まで385円/10㎥を超えた分330円
・夏(8月・9月分):10㎥まで440円/10㎥を超えた分385円

1㎥あたり55円の値上げ。
基本料金の1,650円は変わっていない。

ニチガスのガス単価 2月分385円と9月分440円の比較

ニチガスに聞いたら、これは正式な料金の改定だった。
案内は来ていたと思う。
でも、まず読まない。笑

気がつかない間に、料金は上がっていた。

ただ、神奈川のプロパンガスの平均も、同じ時期に1㎥あたり約52円上がっている。
ニチガスだけが上げたわけではなく、相場全体の動きだった。

そして今でも、神奈川の平均と比べるとこれだけ安い。

・10㎥:ニチガス6,050円/神奈川の平均9,150円
・20㎥:ニチガス9,900円/神奈川の平均16,112円

平均より3〜4割安いまま。
5年前に乗り換えた効果は、まだちゃんと残っていた。

5年前にプロパンガスを乗り換えたときは、比較サイトに入力して、ガス会社を紹介してもらった。
※電気ではなく、プロパンガスの比較サイトです。

(PR)僕が使ったのは、このサイトです。入力も見積もりも無料でした。

1番安いプロパンガス料金を比較し、お得に乗り換えよう!【エネピ】

50代の僕が思ったこと

固定費の見直しというと、「変えること」がゴールに見える。

でも今回は、比べた結果「変えない」になった。
それでも、やってよかったと思っている。

・今の電気がもう十分安いことが、数字で分かった
・電気だけ変えると損をする仕組みが分かった
・知らない間にガスが値上げされていたことに気づけた

案内のハガキやお知らせは、たぶんこれからも読まない。笑
だから、年に1回くらいはアプリで明細を並べて見ようと思う。

変えるかどうかより、「知っている」ことのほうが大事だった。

電気会社を比べたら変えないほうが得だった 5つのポイントの図解

まとめ

・電気会社を比べたら、乗り換え先が安いのは年800円ほど
・電気だけ変えるとガスとのセット割(年3,600円)が消えて、毎年約2,800円の損
・神奈川(東京電力エリア)では、燃料費調整額の上限はほとんど効いていない
・8月分を料金表どおりに計算したら、請求額と1円単位で一致した
・ガスは知らない間に1㎥あたり55円値上げされていた
・それでも神奈川の平均より3〜4割安いまま
・見直しは「変えること」ではなく「比べること」。変えないのも立派な結論

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